WBC優勝! 池辺晋一郎の交代

火曜日 曇り
やや寒し。今日は冬に逆戻りの感じ。WBC日本優勝!延長10回、2死 2ストライクから2点を叩き出したイチローの安打は見事。見せ場を作ってくれた。やはり千両役者だ。それにしても野球の本場アメリカで、アジアの韓国と日本が優勝を争うなど、昔は考えられなかった。戦後間もなく来日したオドール監督率いるアメリカ二軍の「シールス」に、当時の日本のプロ野球は全く歯が立たなかったことを思い出す。ラジオにしがみついて中継放送を聴いたものだが、野球のレベルがこんなにも違うのかとびっくりしたのがウソのようだ。「侍ジャパン」という呼び方は感じがよくない。いやだ。

池辺晋一郎が13年務めたN響の司会を退いた。妙なダジャレが人気があった。池辺は数多い演奏曲目の中から、敬遠されがちな近代、現代の作品を重点的に紹介していたように思う。プロコフィエフカンタータ アレキサンドルネフスキー、ホルストシュタイン最後の指揮となった シベリウス 第7交響曲、バルトークのピアノ協奏曲、 ストラビンスキーのカンタータ エディプス王、 等々。クセのある選曲と感じられることもあったが、おかげで自発的には聴かなかったと思われる曲を随分聴いた。古典一辺倒より啓蒙的で良かったのではないか?何より池辺本人が楽しみながら肩の力を抜いて番組をすすめていたようで、こちらも楽しむことが出来た。相棒になる人の組み合わせで番組の色も変わっていた。自分の好みでは高橋美鈴アナがトップ。後任の西村朗がどのような色づけをするか、乞ご期待というところ。ご苦労さまでした。