オーケストラ アンサンブル金沢

日曜日  晴れ。
風 冷たく冬の如し。桜が咲き出してから冬に逆戻りの観あり。年度末の厳しさを象徴しているようだ。千葉県知事にタレントの森田健作が当確。政治、行政の世界が、TVで顔の売れた人物に鍵を握られるようになるとどうなるのか?吉本興業が政治家の養成学校になることはないと思うが。

今日のN響の時間 月末は地方オーケストラの紹介で、オーケストラ アンサンブル金沢の演奏。このアンサンブルは20年程前に岩城弘之が創設したものだが、海外遠征も含め活発な活動を続けている。岩城没後 井上道義が引き継いで常任指揮者となって活動中。

曲目 ベートーベン 皇帝と第7交響曲という定番もの。今年1月の定期だそうだが会場は満員、入りきれない人をオーケストラの後ろの山台 第9など合唱団が並ぶところ に上げていたのは珍しい。中に体を揺すっている人がいたのは気になった。演奏は井上流の快速調、井上は指揮台を使っていないが理由があるのだろうか?皇帝のピアニストは始めて聴く女性だったが音色はきれいだったが、先週ラフマニノフを弾いたラン ランの爆奏の印象が強く やや平板な感じに受け取れてのはやむを得ないところか。第7は指揮もオケも熱演でスポーツの如き快感あり。

それにしても、金沢という歴史のある都市がこのようなオーケストラを育て、駅前に県立音楽堂まで建てているというのは羨ましい話だ。