木曜日 快晴。

新年おめでとうございます。老化を加速させながらも何とか無事、平穏、健康で新しい年を迎えることができました。絵に描いたような中くらいの春です。この程度の生活はこれからも保ちたいもの、そして守ってほしいものです。何はともあれ、新年にあたり、このブログを目にして下さる方々の平和とご健康をお祈りいたします。


元旦。お屠蘇、それなりのおせち料理、雑煮、そして熱燗で新年を祝う。おかげで、明るいうちからのほろ酔いで、外に出られず。

元旦の新聞は概して面白くないが、朝日新聞に丸谷才一吉田秀和の新春対談あり。83歳と95歳の老知識人の発言に期待したが、2人の意見は、今の日本は男が縮こまっているので女性に期待したい、ということ。特に吉田秀和は、総理がこんなに変わるのなら、男じゃなくてもいい、誰か女性が総理になって欲しい、未来からみて、この時代が女性が輝いていた時代ということになればどんなにいいことか。とまで云っている。
残念なのは、新聞で読む限りでは、男が何故縮こまってきたのかということに言及がないこと。そして縮こまる とは具体的にどうゆうことを2人がイメージしているのか、よくわからないこと。対談の場ではそちらの発言もあったと思うが整理の作業でデスクがカットしたのかも知れない。

夜は恒例のウイーンフィルのニューイヤーコンサート。バレンボイムも風貌は老境を窺わせるが、役者ぶりは超一流。最後の「ラデツキー」で、聴衆の手拍子をコントロールするさまは芸のお手本だ。
「ドナウ」はやや粘り気味。この番組をみて初めて正月という気分になれる。
 屠蘇+雑煮+ウイーンフィル=正月 です。