間もなく除夜の鐘です。

水曜日   晴れ。
当地の年末は例年になく、暖かく、穏やかな快晴の日が続いた。冬を忘れるようでもあった。除夜の鐘まであと1時間、人並みに年越し蕎麦も用意し、第九も聴いた。個人的にはめでたく年を送ることが出来たと言えそうだ。
だが、この年末は、日本の労働史上例を見ない程の大量の非正規労働者の解雇で、突然 家も、職も、金も失った人の群れが発生することになった。公園や路上での無料の給食に群れる働き盛りの人の姿をTVで見ると、暗澹たる思いになってしまう。路上の給食に行列する姿は終戦間もないころの姿だ。こんなことは今の日本には2度とないものと思っていた。正月が来るというのに突然路頭に放り出された人が4万人になるという。この人たちは「派遣労働」という「政治の作り出した制度」で生み出されたものだ。大臣、国会議員、高級官僚、そして「派遣切り」をした企業の経営者は、責任を感じて正月を返上し、公園、路上での「炊き出し」に奉仕すべきである。民間では女子高校生まで野天の炊き出しに参加しているのだ。給食隊の隊長はコイズミ。「美しい日本」を唱えたアベシンゾウのコメントも聞きたいものだ。

ともあれ、来年ほ今年よりいい年であってほしいと願うのみ。


それでは、皆さんよいお年を!