セル、クリーブランドのベートーベン

木曜日 雲多けれど概ね晴れ。予報は雨マークだったのに。
外出せず。もう10年以上も前になるが、産経新聞の俵孝太郎氏が、ベートーベンの交響曲を聴くなら、セル、クリーヴランドのCDがいいと主張していた。あまり他の人が薦めていなかったことと、廉価版だったこともあって、1,3,4,5,7,8を見つけてそのままになっていた。思いだして先ず4番を聴いてびっくりした。音はいいし、演奏のメリハリが利いていて堂々たるものだ。こんな4番は初めて。付録についているレオノーレ3番とエグモント序曲がまた素晴らしく、これぞベートーベンという充足感が味わえた。もっと早く聴いておくべきだった。あと7番がいい。これは名曲だ。1番はあまりいいといえない平凡な演奏。5、8の2曲はまだ聴いていない。楽しみだ。音楽が聴けるということは生命がある証、一曲一曲をきちんと聴こう。最後になるかもしれないから。