首相が変わり過ぎる。

福田首相が辞めて新しい総理が決まると2年間で3人目の総理が生まれることになる。平成になってなんと12人目だ。外国では日本の政治はどうなっているのか 不審に思われているだろう。トップが変わりすぎるのは政権が安定していない証拠だ。
 平成の首相とその在職日数は次の通り。

宇野 69日、海部 818日 宮沢 644日、細川 263日、羽田 64日、橋本 932日、
小渕 616日、森 387日、小泉 1980日、安倍 366日 福田 340日。

こうしてまとめてみると、11人の首相で3年以上続けたのは海部、橋本、小泉の3人だけ、これでは国際的に顔を覚えられることも出来ないだろう。

おなじ20年でアメリカ大統領は おやじブッシュ、クリントン、イラクブッシュの3人。中国は、楊尚昆、江沢民胡錦濤の3人。ロシアは、ゴルバチョフ、エリツイン、プーチン メドベージェフの4人。

大統領や国家主席と日本の首相を横に並べて比較するのは、制度の違いがあるのでムリがあるなしても、20年で11人というのは如何にも変わりすぎではないか。これでは政策の連続性もなくなる。決していいことではない。
20年間で3〜4人ということはひとり6〜7年ということだから、このくらいの期間がないと大きな仕事は出来ないということだろう。サミットの度に新人の首相が出る日本は異常といわねばならない。