木曜日  晴れ。
春の霞に誘われ、午後から近在の三浦海岸小松池に河津桜の花見としゃれ込む。昼飯は駅売りの握り飯とペットボトルのお茶。桜は葉桜気味で花見にはややおそい感もあったがまだ桜祭りの幟もありました。例によりピンボケ記録を2〜3。



満開でした。



河津桜には菜の花が似合います。



小松池は水鳥の飛来池なのです。



桜の影で遊ぶ水鳥。



おまけの1、三浦半島はかの三浦大根の産地。ブランド大根で東京では高値で取引されています。ほんとかな?



おまけの2、   駅前の鳩。



 夜、13年前に録画してそのままになっていた小澤征爾指揮のN響のテープを視聴。
 曲はバルトーク晩年の傑作、管弦楽のための協奏曲。これは1995年1月25日にサントリーホールで演奏されたもので、阪神大震災直後のコンサート。1曲目に犠牲者を偲んで
バッハの組曲3番のアリアが静かに演奏された。祈りの音楽だった。

バルトークはいい。管楽器奏者が随所に見せる 聴かせる 超絶技巧の演奏は聴き応えの溢れるもので小澤のメリハリの利いた指揮とあいまって聴衆を興奮させていた。この曲は晩年のバルトークがアメリカで病気で入院していた時に、ボストンシンフォニーの指揮者セルゲイクーセビッツキーが500ドルで作曲を依頼したものだという。ひねくれたところのない名曲だ。N響のチェロのトップにがんで死去した名手徳永健一郎の姿があったのには心を打たれた。曲は他にロストロポービッチの弾くドボルザークチェロ協奏曲、あとリハーサル風景など。この素晴らしいテープを13年も寝かしていたのが恥ずかしい。