黄砂の飛来。

月曜日  晴れ。
本来なら晴れて空も青いはずだが、中国からの黄砂が飛来し、空気は灰色。熊本、長崎などは視程3キロというひどい状態になっている。今年は中国大陸の乾燥度が高いので例年より黄砂の飛来が多いのではないかという観測だ。不愉快な現象だが国としても手の打ちようがないのかもしれない。手を打とうとする気配もない。

昨日のブロムシュテットの余韻で、古いLPでシューベルト「ザ グレート」を聴いた。このレコードは「交響曲第9番」になっている。演奏はシカゴ交響楽団、指揮 レヴァイン。シカゴ固有のキラキラした音色で昨日のブロムシュテットより派手な演奏。レコードで聴いてもいい曲、というよりなつかしいメロデイーに溢れた曲だ。第4楽章は昔、ラジオの「名曲の時間」のテーマ音楽で そのころは何の曲か知らずにメロデイーだけは頭に入っていた。第2楽章のオーボエの吹く主題、これは忘れられない。泣かせる。池晋が名曲とはメロデイーが口ずさめる曲だ と言っていたが、その点でこの「グレート」は名曲中の名曲と云えるだろう。

今日の言葉。「知識なんかいらない とまでは言わないが、知識より好きか嫌いか の方が大事だ。好きか嫌いかより楽しむ方が大事。」 吉田秀和  朝日新聞 夕刊。