役立たずのイージス艦システム

火曜日  晴れ。
風冷たく 寒し。今年は庭の梅も未だ花にならず、小さな蕾が赤く色づいた程度。例年なら今頃は花盛りなのだが、矢張りこの冬は気温が低いのだろう。梅見が出来るのは来週27〜8日頃か。
 明け方4時の東京湾でイージス艦が15トンという木の葉のような漁船にぶつかり、乗り組みの父子2人が未だに行方不明だという。イージス艦が漁船に気づくのが遅れたらしい。防衛大臣の石破れは報告が遅いといって怒っている。たしかに危機管理上問題ではあるが、もっと大きなことがあると思う。
 イージスシステムは、対空、対潜、対水上のあらゆる局面で目標の捜索、識別、判断、攻撃に至るまでを迅速に行うことの出来る高度のシステムの筈だ。それが平時の領海上で漁船の存在にさへ気づかず、衝突してしまった。監視に問題があったと言われているがとんでもない話だ。システムはマンパワーと一体になって初めて力になるのだ。今の防衛省は守屋を初めとして人間の面で問題が多すぎる。これでは1400億円と言われるイージス艦も役にたたないのは当たり前だ。世界に防衛上の弱点を曝してしまった。首相は遺憾だと云っているが、その程度のことではなく、防衛相罷免に値することではないのか。また支持率が下がるだろう。今、日本全国で、税務申告に頭を抱えながら忠実に申告書を作っている善良な市民を安全に守ることが出来るのか 心許ないこと夥しい。