水曜日  晴れ。
今日は珍しく暖かな1日だった。春が近くまで来ている感じ。梅もやっと開くかな?

 今日のクラシック。 

ハイドン「ネルソン ミサ」 ロンドン交響楽団 キングスカレッジ合唱団 指揮 ウイルコックス。CD.

ハイドン「スタバート マーテル」 ローザンヌ声楽アンサンブル ローザンヌ室内管弦楽団 指揮 ミシェル コルボ。LP。

吉田秀和が ハイドンの音楽はモーツアルトに比べると何か足りないものがある と書いていたのを覚えているが、まさに云いえて妙な表現だ。それはハイドンをけなすのではなくて、その音楽の特徴を伝える吉田流の巧みな表現なのだ。なるほど、ハイドンの音楽はわかり易い楷書で書かれた文章のような感じで面白みに欠けるところはあるが、教科書のように真似をしたくなる 習ってみたくなるところのある音楽だ。20年ほど前、まだCDも手元になかった頃、バーンスタインの指揮するロンドン交響楽団と合唱団の演奏でハイドンの「テレジアミサ」のLPを聴いて合唱の響きに腹を揺すられる思いをした。それでいて、こういうミサ曲を歌ってみたい、練習したら出来るかもしれないと思わせる身近な感じの曲だった。そしてハイドンのミサ曲をその頃手当たり次第に聴いた。「戦時のミサ」「ハルモニーミサ」「天地創造のミサ」「ネルソンミサ」「テレジアミサ」など。まだ1〜2曲はあるかも知れない。ドイツの聖ヘドウイッヒ聖歌隊が来日して「ハルモニーミサ」をモーツアルトのレクイエムと共に演奏するのを聴きに行ったのもその頃だった。

 何で今日ハイドンなのか?特に理由はないが、今でも聴いてみると容易に引きずり込まれるし、気持ちも少し若返るような思いもする。今練習に通っている合唱団ではとても出来ないだろうが、若しかしたら という「夢」も持てる。やはりハイドンの音楽には功徳があるのだ。

 52会Yさんから美術館の招待券2枚届く。嬉しいことだ。感謝!

夜は「浜友会」の稽古に横浜へ。師匠に聞いたところ、先日の国立能楽堂での舞いは矢張り「気持ちよく」舞えたとのこと。よかった!よかった!。