「フィガロの結婚」のフィナーレ

土曜日 晴れ→曇り→雨。
朝、昼、晩と天候が変わり22時の今は雨です。気温も低くやや寒い感じ。

 久しぶりに街の整形に行きリハビリ、2ケ月前に比べると大分楽にはなったがまだまだ、階段の上り下りが普通に出来るまでは大きなことは言えない。回復が遅いのも年のせいか?流行の言葉ではないが、「絵に描いたような老人」というツレアイの言葉を重く受け止め、再発防止に努めよう。

 
オペラ「フィガロの結婚」は3時間を超える4幕物の長い曲だが、モーツアルトは40分程の第4幕を聴かせるためにこの長い作品を書いたのでないかと思う。それ程この終幕は、マルチェリーナのメヌエットのアリア、フィガロの豪放快活なアリア(さあ目を開けよう)、フィガロとスザンナの愛の2重唱、そして伯爵の お許し下さい から始まる15分ほどのフィナーレは、もうこの世のものと思えぬ美しい重唱が続き、ハッピエンドで終わって、聴き終えた人に、すべてを忘れる程の感動と幸福感を残す。2〜3年前にラトルの振るベルリンフィルがジルベスターコンサートでこの第4幕をコンサート形式で演奏し、しかもアンコールにはアヴェヴェルムという、センスのいい珠玉のプログラムを披露したのを思い出した。
まことにモーツアルトは何物にも代えられぬ宝を我々に残してくれたと言える。
以上昨日の補足のつもり。