金曜日 曇り。
寒い1日だった。何と東京に雪が舞い、これが記録的に遅い初雪となる。明日も寒いそうで3月半ばというのに冬に逆戻り。桜の開花は早いらしい。どういうことなのか、季節がわからなくなった。

 メシアン「トウランガリラ交響曲」演奏の放映あり、初めて全曲を聴く。
メシアンの作品では最も有名で演奏されることも多いそうだが、それでも滅多に聴くことが出来ない曲だ。長いし、オンドマルトノの演奏者がいないためだろう。原田節のほか誰がいるのか知らないが、N響の本荘玲子が演奏者の草分けという話にはびっくりした。
全10楽章、85分くらい、2時間近い作品かと思っていたがそれ程でもなかった。
 演奏はチョン ミョンフン指揮の東フィル、今年1月サントリーホールでの定期の録画。全曲を聴いたのは初めてだが、曖昧模糊とした神秘的な雰囲気のある曲だ。打楽器と金管の咆哮の中にオンドマルトノがひゅるひゅると幽霊の出そうな音を奏でる。
大変なのはピアノでリズムを叩きっぱなし。ピアノは横山幸雄、なかなか上手だった。譜めくりの女性もも大変だったのではないか。
東フィルはアンサンブル良く、Aクラスの出来。チョン ミョンフンはなかなかのものだ。彼はメシアンに直接演奏の指導を受けているらしい。
日本での初演は1962年 小沢征爾指揮のN響。オンドマルトノは本荘玲子。ピアノ メシアン夫人。


トウランガリラの楽譜を見たいものだ。オンドマルトノがどのように記譜されているのか 余計なことが気になってきた。

 ホリエモン 懲役2年6ケ月に実刑判決。判決不当として控訴。保釈金2億円、現金を積んで夕方保釈。六本木ヒルスへ帰宅。庶民には想像の出来ない世界がここにある。