憂鬱な季節到来

木曜日 快晴。

 確定申告の季節がやってきた。もっとも面白くない憂鬱な季節だ。申告作業は別に難しいものではないが、その中身に腹が立つ。「所得控除廃止!」の一言で庶民 ことに高齢者は所得が増えないのに大増税になる仕組みに法が”改正”されたのだ。それが申告作業で目に見えてくる。しかも今年から税源移譲とやらで地方税の比率が高くなるから、こちらは行政当局の一片の通達で増税を通告されるだけだ。計算のプロセスチェックが出来ない。通達にはきっと「この通達に不服のある向きは云々」という官僚特有の冷たい文言も入っているのだろう。しかも、こうして収めた税金は公私混淆で政治家がほしいままに使いまくっているではないか。全く不愉快だ。マスコミは「改正」という用語を使わないでほしい、という意見が新聞の投書にあった。もっともである。「憲法改正」「教育基本法改正」「所得税法改正」「自衛隊法改正」等々。「正」の字を使うと感覚としてこれでいいのだ、というムードになってしまい困るのだ。かと言って「改悪」とは言えないし、いい用語はないだろうか?

午後からつれあいと街へ、道端にはもうタンポポが咲いていた。自然はいい。今年は春が早いかな?