情報感度

火曜日  朝まで雨、午後から快晴、風強し。北海道東部で竜巻発生!30人近くの死傷者が出た。今日は立冬だが当地は気温22〜3℃、10月中旬の気候だ。今夜から気温が低下して明日の朝は10℃以下になるらしい。やはり「冬」がひたひたと近づいて来ているのだ。

 ハーバート ビックスの「昭和天皇」を読むと、天皇は大元帥として直接戦争の作戦指導にあたっていたことが具体的に述べられている。特に陸軍と海軍の兵力調整には直接意見を出していたらしい。ここに書かれた昭和天皇像はまるでアメリカの国防長官のようだ。イメージがまるで違う。あとの感想は完読してから。

 
今、ウイーンフィルが来日していて、今日川崎で公演したらしい。指揮はアーノンクール、曲はベートーベンの第七交響曲ほか、ということだ。こういう情報が全くつかめなくなった。情報のパイプが細くなっているのだろう。悪い話も流れにくくなっつている筈だから丁度いいのかも知れない。

 今日の新聞で、丸谷才一がコラム「袖のボタン」で注目すべき雑誌として講談社の「クーリエ・ジャポン」を紹介していたが、こういう雑誌の存在も知らなかった。アンテナの感度が大分鈍くなっているようだ。年相応です。