「湯谷」の稽古

水曜日  晴れ。
 朝はやや冷たし。気温10℃。日差しがあって午後から20℃くらいまで気温上昇、立冬の陽気ではない。気象庁が昨日のサロマの突風は竜巻と見られると正式に発表した。みんな発生した時から竜巻と云っているのに、気象庁だけなぜ発表まで24時間もかかるのだろう?その理由を知りたい。メデイアもそれを衝くべきだ。学者の権威主義だろうと思うが如何。

 15時ごろから「浜友会」の稽古のため横浜へ。稽古は名曲「湯谷」の後半。熊野が宗盛に袂から「いかにせむ 都の春も惜しけれど 馴れし東の花や散るらん」と書いた短冊を差し出して心情を訴え、宗盛が熊野の東下りを許すところ、能「湯谷」の山場で一番いいところだ。これは実際に能を見て舞を理解しているのと、ただ謡本の詞章をなぞるだけというのではまるで違う。師匠はそこらが歯がゆいところらしい。来年2月が舞台。それにしても「湯谷」は稽古のし甲斐がある曲です。