火曜日  晴れ

 8月もあと1日を残すのみ、涼しくなるのはいいが、夏が去るというのは何となく淋しいものだ。ただ蟲の声がまだ聞こえない。今年は蝉の鳴き初めが遅かったが、順送りで蟲のも遅れるのだろうか?

 今日の朝日新聞の投書欄に、愛知県犬山の人が、京橋 ブリジストン美術館で開かれている「青木繁展」に行った旨の投書が載っていた。50年前に観た青木の代表作「海の幸」に再会したくて京橋まで上京した というのだから情熱的な人だ。

 この美術展は、NHKTVで紹介されたり、雑誌「芸術新潮」が特集したりしたこともあって、会場は大盛況。お客さんにオバチャンの姿が目立ったのはやはり、日本文化の特徴なのか。

 福田蘭堂青木繁の息子だったことをこの美術展を観て初めて知った。これは副産物、そうすると石橋エータローは青木の孫ということになるが、果たしてそうか?

 あと美術館の喫茶でゆっくり休息、この店は客あしらいの品がよく、東京のド真ん中にありながら、落ち着いた静かな時を過ごすことが出来る。コーヒーの香りも格別です。