日曜日  晴れ
風が強く、冷たい。おかげで日光浴がてらの散歩も出来ず、インドアでウロウロ、終日無芸大食老人を決め込んでしまった。残り少ない人生の浪費を悔やむのみ。

今日は11月の最終日曜日、恒例のN響の時間は、最終日曜日には地方オーケストラの演奏を放映する。これがなかなかいい。みな力演なのだ。いつかの山形交響楽団もよかったが、今日は大阪交響楽団、1980年創立の若い楽団だ。指揮は児玉宏。曲目はモスクワ音楽院院長を務めたタニエーエフの交響曲第4番、はじめて聴く曲だがシューマンの音楽のような爽やかな曲で、とても聴きやすい。この指揮者の得意とするところらしく、オーケストラの乗りがよく、つい最後まで聴きこんでしまった。地方オケが特色のあるプロを組んで活動をしているのはとても意義のあることだが、楽団運営の実情は厳しいのだろう。NHKが定期的に地方オケを紹介していることをもっと積極的にPRすべきだろう。それが何よりもの応援になる。