地デジ ファッショ

木曜日  雨。
このところ天候は不順、気温も低く体調も不安定だ。まさに狂った春だ。政治の世界も小党乱立の様相で、二大政党がお互いを磨きあう近代的な姿とは離れつつある。今のままでは、国民も政党選択の判断が難しい。違いがわかりにくいのだ。わかり易いのは共産党だけ ということにならないようにしてほしい。

 今年の7月4日の夕方、1分間、全テレビ局が一斉にアナログ放送を停止し、地デジへの移行を促すお知らせ文を流すという。恐ろしい程の既成事実作りだ。
 この地デジの強制について、何故かこれまで賛否の意見が全く報道されていない。あたかも当然のことのように移行が進められている。視聴者は受け入れのために、否応なく、強制的にコスト負担をさせられる。それも決して安くないコストだ。今年のアナログ放送の停止は、いやならもう来年7月からTVは視られませんよ というアピールだ。何故アナログ放送も受信できるような選択の余地を残さないのか? 批判を許さない地デジ ファッショではないか?
 地デジになると番組がどのように良くなるのか、NHKの視聴料がどうなるのか、そもそも視聴者のメリットは何なのか、全く知らされていない。番組が今のままならアナログで充分だ。多チャンネルにして番組の選択肢を増やすというが、そんな必要はない。それより、今の下らない番組を整理した方がずっといい。、毎日の新聞の番組表を見ると、これが日本の文化かと思うとため息が出るのは自分だけだろうか?
 地デジへの強制移行の前に、デジタルに相応しい番組へのレベルアップをし、視聴者の納得させることが先決だ。このままでは、地デジ移行は、TV機器とシステム業者の利益を国策で誘導していると言われても仕方がないのではないのではないか。