ワークシェアリング

木曜日 晴れ。
今日も寒し。今年一番の寒さだったらしい。明朝は当地も氷点下になるといっていたがどうなるか?

冬景色に見えるかな?




このところ「ワークシェアリング」という言葉を毎日のように聞くようになった。[ワークシェアリング」はなにも新しい言葉ではなくて、バブル崩壊後の不況時に雇用対策のために厚労省と学者が考え方をまとめて公開している。(ワークシェアリングに関する研究調査報告書 H13年4月 厚労省)報告は出たが、実際に実施しているところは4例くらいだという。殆んど手がついていないに等しい。これは議論の幅が広過ぎて具体的な方法論まで踏み込めていけないからだろうと思う。経団連会長も、雇用確保の対策として選択肢の一つというだけで、その先に踏み出していない。
 小さくなったパイを公平に分配しようということだから、当然一人当たりの取り分は少なくなる。全体的に収入は減り、勤務時間、或いは勤務日数も短くなるということだから、今までの日本の社会では経験しなかったことだ。ポイントは「公平に」ということなので、製造業に従事している人だけでなく、官僚や政治家も、仕事と収入を分け合うという思想で全てを組みなおしをして見ることだ。確かに難しい問題が多いように思うが、よく考えて議論を続ける価値はあると思う。学者先生を集めて「研究」するのではなくて、実際に職を失って困っている人を何人か集めて立案させて見たらどうか。報酬は厚労省が出すようにしたらいい。