モーツアルト 弦楽四重奏曲 20番〜23番を聴く。

日曜日  朝はまだ雨。夕方から晴れ。
朝方は寒くストーブ点火。この春は空が晴れ渡ることがないし、晴れても長続きしない.
薄ら寒い。不景気な感じだ。
今日は先ず「おまけ」から。
昨日出かけた向島百花園です。今にも雨になりそうだっつたが、連休の初日で人は多し。花は終わりだが新緑がうつくしい。ここは自然の山野草が主体、園内に句碑、歌碑も多く風流なところです。


                             

                   



       






久しぶりに真面目にCDを聴く。曲はモーツアルト弦楽四重奏曲、20番、21番、22番、23番の4曲。演奏はメロス弦楽四重奏団モーツアルト弦楽四重奏曲は23曲あるが、この中で現在演奏されるのは14番からの9曲。(独断です!)特に17番の「狩」、19番の「不協和音」が有名だが、ほかは演奏の頻度は少ないのではないか。だがこうして並べて聴いてみると矢張りモーツアルト。天国的に美しい音楽だ。とくに今日聴いた中ではk590の23番が立派だ。モーツアルト最後のクアルテットで第2楽章のアンダンテがいい。雨の日はこのようなきれいな室内楽を聴くに限る。

今日のN響の時間、「ソナタ形式とは何か」というタイトル。これは基本のキのテーマだが、普通の音楽ファンは全体の流れを聴くのであって、これが第一主題、これが展開部、これが再現部など、形式のことはあまり意識しないのではないか。演奏する側は別だと思うが。「フィガロの結婚序曲」がソナタ形式で書かれていると紹介されたが、あまり氣にすることではないと思う。一つの曲を書くのに「ソナタ形式」でまとめると構成的にもキチンとしてスキのないものが出来上がるということにアクセントを置いて説明してほしかった。

NHKの「音楽探偵アマデウス」と云う番組、今日はチャイコフスキー「悲愴」についての解説、前にも書いたが、漫画チックな仕立ては全く良くない。演奏しているN響のメンバーが可哀想だ。真面目な解説が結果的に中途半端なもので終わってしまう。クラシックの冒涜だ。