ヒロシマ原爆忌。

月曜日 晴れ。
暑い!今日は広島原爆忌。62年目になる。この日はいつも晴天のような気がする。雨の記憶がない。
首相のとってつけたような原爆症認定基準見直し発言がまた混乱を招くだろう。厚労省は寝耳に水で困惑しているようだ。

 被爆者健康手帳の所持者 25万人 月額34千円の健康管理手当受給。
 原爆症の認定者は2242人 月額137千円の医療手当受給。
 仮に被爆者25万人を原爆症と認定すると毎年3千億円の支出が必要となる。
 原爆症認定訴訟の原告は遺族を含め約300人。

朝、11時からNHKでフルニエ、ケンプという懐かしい大家の演奏を放映。フルニエは息子のジャンの伴奏でベートーベンのチェロソナタ、4番と5番。フルニエにはケンプと組んだベートーベン チェロソナタ全曲のレコードがあるが、その映像は残っていないのかも知れない。県立音楽堂が出来て間もなくフルニエのリサイタルが開かれ聴きにいったことを思い出した。品の良い貴公子の風貌で朗々とチェロを響かせる姿に惹きつけられたのだが、今日の映像もそのままだ。残念ながら曲があまり良くない。作品番号は102の1と2だが短い曲だし印象に残らない。同じベートーベンなら3番だけやって欲しかったと望む方が贅沢というものか。貴重な映像に接しただけでよしとすべきだろう。

 ケンプのピアノはベートーベンのソナタ17番、テンペスト。これが良かった。(未完)