観梅、そして株下落。

木曜日  晴れ。
 今日から3月。2月は異常に気温の高い日が多かったので、「弥生」を迎えても”春”が来た!というあらたまった感じにはなれない。こんな思いは始めてだ。
 2月下旬に京都観世会館で関西の囃子方を中心とする珍しい会があり、出かけてきた。舞囃子5番、1調3番、狂言1番、能1番だから中身は相当なものだ。11時開場、終わったのは17時を過ぎていた。会場は補助席も入れて満員。はんなりした?女性客が70%くらい、男は影が薄し。舞囃子の中では片山清司の「融」の舞いが、姿、運び、所作、どれも群を抜いて良かった。舞囃子5番の中では印象に残るもので、機会があれば是非彼の「能」を観たいものだ。師匠の演じた能「竹生島」、お客さんの大部分がお目当ての舞台だったと思うが、後場、「弁財天」の姿の美しさは息をのむよう、女性客からホーッというためいきが出るほどだった。「竜神」を舞ったツレも、その若々しいキビキビした舞いに見所が釘付けにした。ワキ、地謡、囃子、もよく、立派な舞台だった。
 今日の主役である囃子方はみんな熱演で緊張感あふれる演技が続き、飽きさせなかった。春らしい良い1日でした。



 京都は春盛りの陽気でコートは不要。桜が咲いてもおかしくない程だ。梅は今が盛り
始めて行った伏見の「城南宮」は、梅苑がしだれ梅だけという珍しいもので、豪華な花盛りでした。


      
有名な北野天満宮は、梅より人の数の方が多く、参道は前に進むのがやっとという有様。これもまたよし。

  

     

 帰宅した途端、株価大暴落! 
2〜3日前まで、株価は順調でこのまま2万円に届くのも近い、と解説していた評論家の顔を見たいものだ。