復党の誓約書

火曜日 曇り。
 今にも雨粒が落ちてきそうな鬱陶しい日でした。気温はそれ程低くはなし。雨も降らず。
自民党へ復党した議員の「誓約書」が公開された。屈辱的として誓約書を出さず復党を認められなかった人もいるが、誓約書を出させて復党を認めるという手続きを考え出した頭の構造は、とても近代政党のものではない。公開された「復党願い」の申請書と「違反した場合は議員を辞職します」と書かされる「誓約書」の全文は、日本政治史の恥ずべき資料として後世に残ることになる。自民党は閉鎖部落だ。
 27日の朝日夕刊に載った加藤周一の「夕陽妄語」は必読の文章だ。アメリカは11月7日の中間選挙でブッシュにno!を突きつけた。同じころ日本の議会では「教育基本法」案を自民党が強行採決をした。憲法改正へのレールが敷かれようとしている。アメリカはまだまだ、平和を求める方向へ戻る復元力を持っているが、日本にはそれが無くなった、と云う趣旨。加藤の全文と「誓約書」の全文を声を出して読み比べると何かが見えてくる。