木曜日 雨。
 今日も梅雨空。外出せず。
 5月1日から、「会社法」が施行され経営者には
 研ぎ澄まされたリーガルマインドが求められる
 ようになった。今までのような規範的、体系的な
 「商法」とは用語も思想も違う処が多いようなので
 商法学者、会社の法務部門など関係者は大変だろう。
 もっとも「会社法」や「商法」は市民生活にはまず
 カラミがないので気にすることではないのだが。
 ところで、
 「会社法」は条文が1000条近くあり、役人が作った
 国会審議用の資料は何と7800ページあったという。
 これを審議した時の法務大臣はあのお産婆さんの
 南野大臣で、「大臣はこの資料を全部読みましたか」
 と質問されて立ち往生したという。国会の審議能力を
 無視した資料で、「会社法」は役人主導の産物だ という
 批判がでている。商法改正の音頭とりだった東大の神田教授
 は、「出来上がった法の条文を読むだけでは、難解でイメージ
 がつかめない。日本語の限界かも知れない」と無責任なこと
 を書いていた。