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月曜日 快晴。
雨降らず寒い朝だ。8時半に家を出て東京へ。
会合の打ち合わせ その他。東京に近づくと電車の
中は勤め先へ急ぐ人達で一杯。TVは今年もあと
4日となりました、と言ってアオルが、車内や駅の
ターミナルの風景は日常のまま。今日 明日はまだ
平常の仕事が続いているのだ。
奥さん風の女性が買い物姿で群れているのは、正月の
準備か。
イトーヨーカ堂が「そごう」、「西武」を抱き込んで
巨大な流通グループが出来るらしい。来年5月に新会社法
が施行され、日本の会社の姿は、明治34年?の商法施行
以来100年続いた日本型の秩序のある「株式会社」が
弱肉強食の、バラエテイーに富んだアメリカ型へ姿を変える。
平成5年の日米構造協議以来、12年かけて会社法をすっかり
変えてしまったのだ。今度の流通グループの誕生は新会社法を
背景とした第1号になるのではないか。
これから「会社」がわかりにくくなること間違いなし。
「セブン&アイホルデイングス」という会社、わかりますか?
セブンイレブンとイトーヨーカ堂を統合する持ち株会社です。
これだけでもわかりにくい。日本は戦後持ち株会社を作ることを
禁止し、独占の生まれることを防いでいたが、アメリカの圧力で
解禁した。それ以来、ハゲタカのような外資が上陸し、持ち株会社
が続々誕生することになった。おかげで、会社の名前からは、実体
がわかりにくくなった。
第一勧銀ならわかるが、みずほホールデイングではわからない という
のが、ひとつの例です。
今度のイトーヨーカ堂のうしろにも、ウオルマートという外資がある。
会社法は、企業が巨大になり易く、外資も参入し易い方向に整備された
のだ。対米従属のひとつの結果です。