日曜日  晴れ。

 寒波襲来!全国各地に大雪情報しきり、
 12月としては記録的な積雪だそうだ。
 当地はカラリとした冬晴れ、風は冷たいが
 冬ならこんなものだろうという程度だ。
 午後、2時間ほど庭の片付け、寒々とした
 感じになって来た。明日もまた のつもり。
 
 例によって「芦田均日記」を読んでいたら
 日比谷公会堂メニューインを聴きに行った
 との記述あり。(昭和26年9月27日)
  びっくりした。自分も行ったのだ。
 メニューインは戦後来日した音楽家の第1号で、
 金屏風の前に立ったそのステージ姿と、澄み切った
 バイオリンの音に接した時は、夢をみているのでは
 ないか、と思うほど感激した。なにしろまだ19才、
  音楽はラジオで聴いていた頃なのだ。舶来の演奏
 をナマで聴いたのだから、刺激は格別だった。
 だが、芦田は、あまり感激しなかった、と書いている。
 同じ日に、同じところで、同じものを聴いてこの違い
 は何だろう。

  いま、TVでは、名門バイエルン放響が、ベートーベン
  の第7を放映している。うまい!指揮のヤンソンスがいい。
  これを聴くと、楽友協会で聴いたウイーンフィルの演奏を
  思い出す。あの時も感激しました。

  そういえば、来年のウイーンフィルのニューイヤーコンサート
 の指揮はヤンソンスの筈だ。きっといいと思う。