日曜日 曇り。
 終日、雪でも降りそうな陰鬱な冬空。
 寒し。先週末の雲一つない青空がウソ
 のよう。おかげで、まとまった事は何もせず、
 曖昧に過ごす。「日曜日」の感覚なし。

 「芦田均日記」第3巻 読了。昭和26年8月まで。
 この年9月には講和会議調印の為、吉田茂
 アメリカへ。芦田は昭和電工疑獄の公判で
 法廷通い。芦田夫人が、[他の人は華やかな洋行を

 するのに、主人は裁判所通いとは」、といって嘆く
 のが可哀想だ と書き残している。
 明日から、第4巻に入る。

 「プラハの春」を戦車で蹂躙したソ連に、自由を
 守るために抵抗するチェコの人達を伝える放映を
 見た。BSフジで60分。チェコの人達の精神は
 強靭だ。美しいプラハが守られているのは、この
 精神が支柱になっているのだ。
  日本は、このところ異常な事件が頻発し、社会の
 脆弱さを露呈している。これでは、自由を守るどころ
 か、明日も見えぬ不安な国になってしまった。
 チェコの団結、抵抗の緊張した精神を見習いたいものだ。