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木曜日 曇り
西武王国 崩壊。 堤 義明 逮捕。
今日のニュースはこれで持ち切りである。
会社は誰のものか という問いに対し
株主のもの、と答えるのが商法学者の
期待する優等生の答えだ。これでいうと、
コクドに所有された西武鉄道は、コクドの
オーナーであった堤義明のものということになり、
これだけなら問題はないのだが、「西武鉄道」は
一部上場の株式会社であるので、株式を特定株主に
一定数以上集中させることは許されていない。
そこで、コクドは「西武」の「有価証券報告書」に
記載を義務づけられている「株主」の状況という欄
に、事実と異なる記載をして一部上場を続け、一般株主
から資金の調達をしてきたわけだ。まさに証取法違反
である。ところで、この有価証券報告書の監査を義務付け
られている公認会計士は、長年この虚偽記載に気がつかなかった
のだろうか?
まだ、会計士の責任を云々する報道はないが、気になるところである。
新しい「会社法」が今の国会に上程されるはずだが、西武問題を
教訓として、何か法に管理のあり方が反映されるのであろうか、
いささか、関心のあるところである。
今日は ひな祭り の日、それにしては 関東地方は今夜から大雪と
伝えられている。 本当なら三島由紀夫じゃないが、まさに「春の雪」だ。