ベートーベンと初詣
月曜日 晴れ
寒し、最低気温0℃と気象情報は伝えていた。
昨日のクラシック音楽館はノリントン指揮のN響定期でベートーベン序曲「レオノーレ3番」、ピアノ協奏曲第3番、交響曲第5番「運命」まさにベートーベンの青春名曲集のプロだった。ノリントンといえば、ノンビブラート奏法を使えば200年前の音色が再現出来るという主張があり、専門的にも賛同する人もいるのだが、N響のメンバーがビブラートをかけずに演奏するベートーベンは、長く聴き慣れた音と全く違う。音が棒のような感じになって自分はあまり好きではない。古楽器ならいいのだろうが、現代の楽器で奏法を変えただけで、時代の雰囲気を味わうことになるのだろうか と思う。
違和感を感じながら聴いたのだが、「運命」はよかった。ノリントンにはベートーベンの速度指定はもっと早い筈だという考えがあり、「運命」の第一楽章は今まで聴いたことのない位の快速調、これがノンビブラートの効果で楽器の相互の音がよく聴こえたということもあって、第一楽章が終わった時聴く人から思わず拍手が出た。ノリントンが吃驚して拍手をとめたのもご愛敬というべきか。この「運命」は名演奏だった。普通の奏法でこのテンポで演奏したらどうなるのか、聴いてみたい。それにしてもN響はたいしたオーケストラだ。いい演奏会だった。
午後は遅まきながら初詣へ。月曜日ということもあって鎌倉八幡宮の人出はこの程度でした。去年は同じ日にここに来たのだが、日曜日でこの階段は整理のため登れず
諦めて引き返しました。
鎌倉雑景
縁起の 破魔矢売り場
好物の汁粉やには行列で入れず。
初春の撮影か?
庶民の新年会?
おまけ