私の3冊

金曜日  晴れ

朝から寒さで動きがとれず、終日ストーブの傍でボンヤリと過ごす。この冬は例年より寒いような気がするが、あまりそのようなニュースはない。老人特有の冷えに過ぎないのか?

 もう1週間くらい前の古い?話だが、朝日新聞に書評欄に寄稿する20人の執筆者が「おすすめする今年(2011年)の3冊」という投稿をしている。これは年末恒例の記事なのだが、それなりに面白い。
 20人が3冊づつ紹介しているのだから合わせて60件の書名が出ているのだが、今年はなぜか重複している書名が全くない。
60種類の書物が紹介されているわけだ。関心が分散しているということだろう。そしてこの60冊の書物を、恥ずかしながらこちらは全く知らない。見たことさえもない。如何に新刊書に接していないかということだ。
 しかも、この中に是非読みたいと思わせるものもない。如何に自分の関心が時代遅れか ということだ。

 それなら、この1年(2011年)に読んだ自分なりの3冊は何か、それを挙げておくべきだろう。書名は次の通り。いずれも2011年の新刊ではない。個別の読後感はこの「日常」にその都度記録してあるので、あらたまったコメントは省略する。

  和辻哲郎 「鎖国」 初版本  筑摩書房
  徳富蘆花日記 全7巻      筑摩書房
  高木仁三郎 「原発事故は何故起こるか」 岩波新書