ウルトラ爺の集い

木曜日  晴れ。
予報は昼までは春の陽気だが、午後は次第に気温が下がり、夕方には冬の寒さになるとのこと。
今日は朝から年一度の老年ボーイの会合に東京に出向く。帰りは冬になるかと覚悟していたが、左程ではなし。会合出席は11人。このうち、8人は80才の半ばをこえているから、まさにウルトラオールドボーイの集いだ。この会合も20年続けたことになる。囲碁、マージャン、ゴルフなどで遊ぶこともなく、ただ語り合うだけでここまで来たのだから、珍しい集まりと言えるだろう。最高齢は89才。この人が一番元気。年に何篇も論文を纏め上げる馬力に皆、圧倒される思いだった。


ほかに、グループのS氏から、A5版 200ページの労作「安達峰一郎」評伝が参加者に配られた。同氏の専門はダムの建設だったが、退職後 安達峰一郎記念財団の理事となり、自らこの作品を手がけられたもの。専門外でありながらこれだけの著作を纏め上げられた情熱には敬服させらるではないか。S氏も85歳をこえる高齢である。


しかし夫々の近況報告を聞くと、みんな加齢による何かの故障をかかえ、苦闘している模様。何年か前まではこの会合では健康の話は何も出なかったし、それがこの会の特長でもあった。やはり残念だが「寄る年波」には勝てないのだ。