ため息の出る演能予定

木曜日 晴れ。
 やや寒し。木枯らしの如き風で 枯葉を撒き散らす。この片付けは年末の風物詩のようなものだ。
来年 初めての試みとなる横浜喜多会の会場が確保出来たとの連絡あり。磯子の久良岐能舞台。これから実務が入るが、緊張感があっていいかもしれない。6月12日の土曜日。県の合唱祭の日取りと重なるかもしれぬ。
 師匠から来年の演能予定表が届いた。これも恒例だが、見ているだけでため息がでる。大変だ。
人間国宝ともなると、質の高い演技を常に保たねばならず、その緊張度は大変なものだろう。この人達の仕事は過酷な肉体労働だ。健康維持を祈るのみ。


是非観たいのは、1年も先のことだが、粟谷能の会研究公演での「桧垣」。キップは友枝会にまわってくるのは100枚限定だそうだから入手が大変だ。それと11月の友枝会だ。友枝会は友枝家先祖祭として、雄人君が「翁」、真也君の「猩々乱」、そして師匠の「井筒」。いずれもとっておきの名曲、会場満員の様子が想像出来ます。
 あと4月の喜多流自主公演「賀茂物狂」か。来年も忙しい。

中島京子誉田哲也辻村深月。この人達を年配者は知っているだろうか?今日の朝日新聞の特別版に出ていた「来年注目の作家」だそうだ。
 代表作 中島京子 「女中譚」  朝日新聞社
     誉田哲也 「インビジブルレイン」 光文社刊
     辻村深月 「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」 講談社刊

自分はこの人達の名前は全く知らず、本の姿も見たことがない。年と共に、世の中に知らない人、知らないこと、が増えてきつあるのに驚く。別に不自由は感じていないが、これを「時代遅れ」というのだろう。