川湯温泉

木曜日 晴れ。

夏空が続く。梅雨はどこへ行ったのだろう?


もう1ケ月前になるが、6月19日夕方 摩周湖経由で川湯温泉着。北海道の地図を開くと
東から西へ、洞爺湖、支笏湖、屈斜路湖、と比較的大きな湖が並び、摩周湖が屈斜路湖の西側におまけのように小さく並んでいるのがわかる。川湯温泉はその摩周湖と屈斜路湖の間にあるので、当然屈斜路湖畔まで行けるものと思っていたが、宿に聞くと湖までの交通機関はないという。宿からの距離は往復20KM近くありそうで歩くには遠すぎる。
湖畔の探索は諦めて、滞在の2日間、温泉地周辺をマイペースで歩くことにした。これもまたよし。
散策のスタート地点  6月20日の朝10時過ぎの気温 12℃でした。ウソのよう!


気温計のそばにある足湯、人気があるようです。


温泉街にはアイヌの土産物やが散在しているが、客の姿なく寂れた感じ。


今日の目的はここ、硫黄山までのウオーキングです。川湯温泉では、宿泊客などの希望者が毎朝 5時半に気温計の前をスタート、硫黄山まで2.5KMを歩いて、帰りはバスで集合地点まで戻るという健康的な行事を続けている。誘いもあったが、われわれはゆっくりスタートしてマイペースで往復歩くことにしました。



イソツツジの群落


黄山への道はイソツツジの群落の中を歩きます。


これがイソツツジです。本州では東北の山に少し見られるだけで、北海道山岳地固有の植物だそうです。蜜は毒、本来「えぞツツジ」であるべきものを「いそツツジ」と伝えられたといいます。


こんな事件もあったらしい。観光客への無言の警告です。


山に近づくと硫化水素のためにイソツツジが消え、這い松が多くなります。


2日目、「ゴゼンタチバナ」が開花していると教えられ、見にゆきました。「エコミュージアムセンター」の森の中に群生、森には「アカゲラ」がいて声はするのですが姿は見えず。それらしきものにカメラを向けあわててシャッターを押したら、画像はカラスでした。でも森の中は空気が静謐で浮世はなれしたいいところでした。


川湯エコミュージアムセンター。裏の森の散策路が整備されていますが、この日は外に歩く人なし。エゾハルゼミがうるさいほど鳴いていました。センターには滞在中いろいろお世話になりました。教えてもらったり、トイレを借りたり,等など。


川湯のもう一つの顔、ここはあの横綱大鵬の故郷なのです。


これが大鵬の生家。お兄さんが土産店を開いています。これでも営業中!

生家の傍にある川湯神社。何故か土俵があります。大鵬が土俵入りをしたのかな?





おまけ、 半世紀前の大ベストセラー 原田康子「挽歌」の文学碑

「挽歌」は川湯温泉が背景。原田康子は釧路出身です。 









未完