ラベルのピアノ協奏曲

日曜日 曇り。
ここ3日ばかり、梅雨の中休み。
 今日のN響の時間はラベルの2曲のピアノ協奏曲という珍しいプログラム。
一つは「左手のためのピアノ協奏曲」。第1次大戦で右手を失ったピアニストのためにラベルが作ったもの。名前は有名だがあまり演奏されない。自分は是非このに映像を見たいものと思っていた。指揮 シャルル デュトワ、ピアノ 何とかコラール。左手だけで演奏するには大変な曲のようだ。超絶技巧を求められる技巧的な曲だがあまり面白くない。本当に右手を失った人が演奏したのかどうか知りたいところだ。もう一つの両手で弾くト長調の協奏曲はよく演奏される明るいリズミカルな名曲だ。何回聴いてもいい。ラベルはモーツアルトサンサーンスの雰囲気をイメージして作ったというが、そう云われてもおかしくない。アンドレ ブレビン指揮。ピアノはテイヴォーデという人だが爽やかな明るい演奏だった。録画の価値もあった。