日曜日  午前晴れ。午後曇り。
 今日は3月下旬の暖かさというが、こちらはそうでもなし。
 それにしても落ち着かない妙な気象が続く。

 マクドナルドに働く44才の店長が、残業代785万円と
 慰謝料300万円を払えと訴訟を起こしているという。
 彼の勤務。朝4時起床、通勤1時間、6時入店、23時閉店、
 売上げ確認の上、午前1時帰宅、睡眠3時間。

  会社は店長は経営者だから といって残業手当は払わない
 のだそうだ。マクドナルドは組合もないので個人で会社の組織
 と争っているのだという。店長には、金銭的にも時間的にも
 自由度は全くなく、経営者どころか、過酷な長時間労働を
 強いられている使用人に過ぎない というのが「訴え」の骨子。

 今 日本の労働組合の組織率は18%だというから、働く人の5人
 のうち4人は何かあっても、このように個人で争わねばならぬ 
 ということだ。戦後 労働組合は民主主義の一つの顔だったが
 いつの間にか姿が薄くなってしまったようだ。
 現場の日常の空気を想像すると寒々とした思いになるではないか。

 25年前のN響の演奏を聴く。指揮 アルブレヒト 若い!今は長老
 の貫禄だからびっくりした。
 曲 シューマン「マンフレッド序曲」、名前は知っているが聴いた
 のは初めてです。華やかないい曲だ。あまり演奏されない曲なのが
 残念だ。池晋が地味な曲と解説していたが、とんでもない。
 演奏も音が明るく、生き生きしていた。
  今年はN響をナマで聴こう!