日曜日 雨。
 1日中、冷たい雨、九州では雪、いよいよ「冬来る」だ。
 おかげ様で、ビデオとCDが相手の日曜日になった。
 新聞にグローリア少年合唱団のメサイア公演の記事あり。
 鎌倉雪ノ下教会で。ついでに、14日に、県合唱連盟の40年目
 のメサイヤ公演があることも思い出した。ステージに上がれ
 ないのは残念だが、ネーヴィルマリナー指揮のビデオをみた。
 この演奏は、いくつかある「メサイヤ」演奏のなかでも抜群に
 素晴らしいものだ。オケ、ソロ、合唱のバランスがよく、特に
 合唱団がうまい。姿勢がよく、メサイヤ特有の16分音符のキザミ
 が、うらやましい程軽くよく揃っている。素人はこれが出来ない
 のだ。今日はハレルヤまで。第3部は明日の楽しみだ。
 誰かが書いていた。「若し自分が中学校の音楽教師だったら
 「メサイヤ」第2部の合唱曲を3年かけて全部教える。そうすれば
 生徒は本当の音楽を学んだと思うだろうし、自分も音楽を教えた
 という実感が残るに違いない。」  いいことをいうではないか。
  全く同感である。メサイヤにはそれだけ心と身体に響くもの
 があるのだ。この「誰か」というのは剣豪作家、五味康祐氏です。

 バッハのチェロ組曲4,5,6番の3曲もビデオとCDでいろいろな
 演奏を聴いた。思えば贅沢な話。
 だが、カザルスはLPなので今日は聴くひまなし。きっと豪壮な
 演奏だと思う。意外に良くなかったのは、ロストロポーヴィッチ
 テンポがゆるく、流れる感じ。ジャンワンの方がキリリとしている。
 6曲の中では、最後の6番がいい。今まで続けて聴いたことが
 なかったので、初めて比較する事ができた。

  結果として、今日は良い雨降りでした。