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木曜日 晴れ
暖かし。気象屋さんによると「小春日和」なんだそうだ。
でも、「小春日和」という語感とは違う空気だ。長閑ではない。
「小春」とは旧暦10月のことをいうのだそうだが、旧10月は
どんな空気だったのだろうか。
新聞が面白くない。今日の一面トップは、朝刊が「タミフル」の
備蓄が心許ないという記事。夕刊が東京都の職員が管理職試験を
受けたがらない と云う記事。朝、夕のテーマに全く関連性なし。
朝、夕で記事が連続しているのは、マンション事件と、広島の
小一女子のこと。メデイアも取材し易い「事件」にシフトしている。
国会休会中の「小泉チルドレン」の動向を一人ひとり伝えるとか、
自民党憲法草案の反響を取材するとか、在日米軍再編成で日本の
「軍事予算」がどうなるのかとか、地味なしつこい記事がない。
事件記者ばかりで、大衆受けのする紙面になっている。
聞くところによると、今、「アカハタ」が一番面白いのだそうだ。
わかるような気がする。商業新聞では、大事なことがわからなく
なってきたのかも知れない。