水曜日 朝から雨なるも、16時頃から晴れる。寒し。それでも暖冬で、
  春の訪れは早いという長期予報がでた。夕方から恒例の浜友会へ、
   望洋台 坂下の白梅が咲き出したのをみる。春の訪れというべきか?

 荷風は昭和34年4月29日の日記を記し、翌30日 死去した。膨大な日記も
 晩年の何年かは、毎日 天候と「浅草」の文字しかない。もう文学ではな
 くなっている。「老い」によって毎日の動きや、自分の行動を記述するこ
 との生命力が、枯れてしまったのではないか。  今日読んだ草森紳一
 説である。

  日記は余り長く続けるべきではないということか。