金曜日 快晴。
抜けるような冬の青空だ。北日本は大雪とのこと。夏は暑く、冬は寒くという当たり前の気候になったのだろう。
 福田トーサンの公約は、若い人に希望を、高齢者には安心を、すべてを国民の眼線で、というものだった。その言やよし。桝添先生もそれに乗って張り切っているかのように見えていた。ところがどうだ、国会は防衛省スキャンダルで、大臣が料亭に同席していたかどうかの追及と言い逃れに時間を費やし、国会の先生方は解散、総選挙で頭が一杯で国民のための政策論議に頭が回らない様子だ。給油の再開はアメリカのためなのだが、これが優先順位のトップになっている。
 冬に入ってのオイル価格の狂騰、株の続落、輸入食料の高騰など、国民生活には深刻な不安材料がいくつも押し寄せているが、これにどう取り組むのか、何も見えてこない。
怪しい外国人の入国を防ぐために、入国申請をする外国人には全て指紋を採取し顔写真をとって、不審者のデータと照合することになった。これはよしとしても、今の日本はそれどころか、毎日どこかで人が殺されたり、傷害を負わされたりしている。何だか、身の回りを不審者に囲まれているようなものだ。一億総中流の頃は日本は世界に稀に見る安心と安全の社会だった。何年か前の安全な日本に戻すこと、これも重要な政治課題だと思うが、官房長官さん、どうしますか?国内の犯罪を抑えられずに、正体不明のテロリストの入国を未然に防げるのか、考えると不安になってくる。老人の思い過ごしならいいけど。