選帝候ソナタなど

月曜日 晴れ。
 8月も終わりに近づき、暑さも峠を越えた感じ。暫く留守をしたため、1週間分の新聞を拾い読み。
いいニュースは全くなし。日本は毎日殺人事件の起る国になってしまった。PCとか、ケータイがコミュニケーションの主役になってしまって、人と人が\(^o^)/を合わせて理解し合おうとする意思が少なくなっていることが社会を悪い方へ変質させているのではないか。短絡的に「殺す」という行動に走る事例があまりに多すぎる。これが日常的なトピックになってニュース性もなくなってしまうのが怖い。
 ベートーベンが10才代に作ったという3曲の「選帝候ソナタ」を聴く。ベートーベンのピアノソナタは32曲あって作品111番が最後のソナタなのだが、この選帝候ソナタはなぜか、33番、34番、35番となっている。3曲全部で35分位のものだが、聴いてみるとどれも軽やかで楽しい曲だ。特に3番がいい。第2楽章が変奏曲でベートーベンの音楽の芽のようになっている。この3曲は習作のようなもの
だから、まず演奏会の曲目になることはないだろう。CDもあまりないようだ。ベートーベンの作品は、大きな堂々たるものは無論いいが、このように小さい軽やかな曲もきれいでいいものだ。ほかに
バガテール、とか作品51の2曲のロンドなど。