アバドのレクイエム

日曜日   曇り

 明日は暦の上ではもう立春。だが、寒い!終日、部屋にこもって確定申告書つくり。

 これも早春恒例の風物詩と思うべきか?

 

  一昨日、天気もいいし鎌倉 東慶寺の庭には梅も開き、福寿草も見られるかもしれないと思い、春の兆しを期待して出かけたが残念ながらこの通り。1週間早かったようだ。

 

  

 

 

 

 

 

 夜のクラシック音楽祭、今日はショスタゴビッチのバイオリン協奏曲第2番、とチャイコフスキー 交響曲第5番。バイオリンは諏訪内晶子。ショスタゴビッチは期待していなかったが、この名うての難曲をソロもオケも熱演。特に二楽章でバイオリンとホルンのソロが掛け合いになるところなど見事な名演、難しいリズムと旋律をきれいにあわせたいた。諏訪内はやはり上手だし、N響の管楽器奏者も腕がよくなった。ホルンの音がひっくり返っていたころが、なつかしくなった。チャイコフスキーは誰でも知っている通俗名曲だが、N響は自信たっぷり、音の良く鳴る渾身の演奏だった。何年か前、ゲルギエフの指揮するマリンスキー劇場のオケで聴いた演奏が音の良さで印象に残っているが、N響の演奏もひけはとらない。日本の誇る立派なオケだ。

 最後に先月20日に亡くなったアバドさんを偲んで ということでモーツアルト

レクイエムから、ラクリモザ、とアニュスデイ、2012年 アバドの振るルツエルン 

音楽祭の演奏、これが良かった。「モツレク」は何度きいても魂に染み込む祈りと香りがある。ルツエルンの街はアバドを失って沈んでいるかもしれない。