森村誠一さんの投書

木曜日  雨→曇り→雨→晴れ

 

 今日は朝から「大気不安定」。モーレツにな雨が降り出したと思えばすぐ止み、晴れて来たかと思えば、また降り出し、雷の伴奏も入って落ち着かない1日でした。「モーレツ」な雨が長く続いたら被害があったかも。17時ころには晴れ渡って、湿気もなく「秋晴れ」の風情となりました。カラカラ天気が続いていた当地には、いいオシメリだったというべきか。

 今日の朝日新聞「声」欄に「現実が不戦憲法を裏切った」と題する投書が載った。

要約すれば「憲法が古びたのではなく、広島、長崎以下300万人を超える犠牲を払った戦争を知らない世代の人口を踏まえた現実が変わったのです」「現実が戦争の悲惨さと犠牲を忘れて悪化したのであって、憲法が時代遅れの夢物語になったわけではありません」「自衛隊は軍ではありません」「軍人は戦争がなければ尊重されません。国防軍に昇格すれば、戦争誘発力となり、シビリアンコントロールから離れて権力となることは世界の歴史が証明しています」「憲法が限界にきているわけではなく、現実がタカ派政権によって操作されているのです。一代の政権の独裁によって改定すれば、日本の永久の汚点になるでしょう」まさにその通り、ひとつひとつ同感できる意見だ。

 歴史感覚の乏しい人達が、独裁政権のリーダーとなっている日本のこれからはどうなるのか、考えると恐ろしくなる。取り返しのつかない国の姿が目に浮かぶようだ。

 この投書を寄せた人は作家の森村誠一さん、83歳。このようなおとなの発言をマスコミは積極的に載せるべきだ。「週刊 オトナ」のようなパンフレットが出来て、自由な発言が交わせる場が出来るといい。