梅雨あけ？そして暗黒国家への途

木曜日　　晴れ

　予報では今日は終日雨模様とのことだったが、朝から雨は殆ど降らず、午後からは快晴。まさに梅雨明けのごとし。予報が当たらなくなった。予報屋さんのカンピュータが劣化してきているのではないか？極地的な予報は難しいと言われるが、欲しいのは極地的な情報なのだ。明日の当地の天候はどうなのか、これから伝えられる予報に期待しよう。昨日の予報では、明日も雲多く、所により「雨」とのことだった。

　今日は麻生のまたやっちゃった大失言！どう始末するのか、注目しておく必要がある。国際的な反響にも要注意。こんな人を副総理として戴いていることが、日本国民として恥ずかしい。吉田茂だったらすぐクビにしただろう。

　臨時国会開幕。法案の審議はしないそうだが、委員会とか何とか審議会で大事なことがどんどん決まってしまいそうだ。増税と給付の削減,それに集団的自衛権の容認など、国のかたちを急いで変えようとする意図が丸見えになってきた。一党支配は怖い。しかもそのリーダーは戦時、戦後の苦しい時代を知らないボンボンだ。日本は格差、不公平、を国民に押し付け、「攻撃」を意識した軍事力強化を図ろうとするブラック国家への道を歩み始めた。良識ある市民の声を集めて訴えるにはどうしたらいいのだろう。

　現実忘れになるかと思い、本当に久しぶりに「魔笛」のＣＤを聴いた。カール　ベーム指揮のウイーンフィル、ウイーン国立歌劇場、ヒルデギューデン、クルトベーメ、ワルターベリーほか。1955年録音。序曲のはじめの音をきいたらもう止められなくなった。「魔笛」は聴く者を天国に誘う美しい神の音楽だ。小林秀雄が、モーツアルトのオペラは、目を閉じて音を聴いているだけでいいと云ったそうだが、本当にそのとおり。

すべてを忘れさせるモーツアルトの世界に這入れるだけ幸せというべきか。

    北陸、東北　今日梅雨明け。