日曜日    晴れ

 

 気象庁が梅雨入り宣言をして今日で1週間、うち雨が降ったのは1日だけ、今日は空気は乾き、気温も23℃くらい、快適な気候だ。夕方にはうろこ雲が出てまさに秋の如し。梅雨もこんな気象なら歓迎だ。

 昨日は能楽堂で名曲「熊野」鑑賞。シテ方金剛流 豊嶋三千春師、金剛流の舞台を観るのはあまりなかったことだ。横浜能を主催する能楽堂は、客の入りを心配していたが満員だったのは何より。「熊野」は人気の曲といわれるが、この曲は京都の春を謡う「詞章」がとてもいい。「四条 五條の橋の上 老若男女 貴賤都卑 色めく花衣 袖を連ねて行く末の、雲かと見えて八重一重、咲く九重の花盛 名におふ春の景色かな」  あといろいろ名文が続きます。世阿弥の文章の美しさは600年を経過した今も活き活きとしている。能に限らず、古典芸能は日本語の美しさが実感できる宝の山だ。

5月中旬に1週間ほど京都、奈良へ出かけた。漫然と古都を歩くつもりで出かけたのだが、何と5月15日は葵祭、17日、18日は奈良興福寺伝統の「薪御能」の開催日だった。

 

   葵祭の一景   牛車

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  行列の主役  斎王代 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

  行列の最後尾    ここまで約1時間、600人、牛馬50頭