レコード

金曜日 雨

寒し。絵に描いたような冬の訪れだ。いよいよストーブの出番
が近づきました。

 今日は1の横並びの日で、横浜では午前11時の気温が11℃だったそうで、並びはii、11、11、11、11となる。わかるかな?
次の1の横並びは100年後。それが最後になる筈だ。最後の横並びまでガンばるとするか。

 この夏以来 ひまがあれば、専らベートーベンのレコードを聴いている。デザートはグレングールドの弾いたモーツアルトのソナタ。半年近くCDは全く耳にせず。
 聴いていると、レコードの音はCDより自然で、耳ざわりがいいことがわかってくる。テレビの色彩が綺麗だが不自然に色合いがどぎついのはデジタルだからで、音もそれと同じ。レコードの音にはCDにはないふくよかな温かさがある。再認識したのは、レコードを再生しても擦過音がほとんどないことだ。レコードの製作技術のレベルは高かってのだ。CDに置き換える必要はなかったかもしれない。
 今はLPそのもの。そしてプレーヤーとその補修部品の入手が困難になっている。自分もプレーヤーが動かなくなったらレコードは無用の長物となってしまう。貴重な文化の消滅だ。 
CDの利点は、LPより安いこと、再生の取り扱いが簡便なこと、そして、レコードよりコンパクトなことだろう。
だが何となく味気ない思いがする。  
つぎは、レコードのベートーベンを書く。これが本題。