施政方針演説

月曜日 晴れ、時々雨。
昼前、リハビリへ。日課となってしまった。困ったものだ。歩くこともリハビリと思っているからこれもまずい。歩くことなどごく自然の営みなのに。。。。。。

 首相の施政方針演説を始めて全部聞いた。全く絵に描いたような総花的な言葉の羅列ではないか。言葉のバーゲンセールだ。
 推進いたします、実現いたします、つくりあげます、支援をおこないます、最善を尽くします、等々。国民に伝えるべきことは、政治課題の優先順位を首相としてどう考えているのかを明確に示すことではないのか。課題をズラッと並列的にならべられても空虚な感じしか残らない。好い悪いは別にして、小泉は自民党をぶっこわすだの,郵政民営化だの、規制緩和だの 具体的な問題をぶち上げて議論をさせていた。ところが今は、戦後レジームの脱却とか、美しい国作りとか、教育の再生とか、高校生の作文集のような内容だ。
 これでは国民は困ってしまう。
 
今日の演説の結び。 「私の目指す政治とは 中略 国民のひとりひとりが、日々の生活において、真の豊かさ、潤いを実感できるようにすること。すなわち「美しい国」創りを進めていこうとするものであります。中略 50年後、100年後の日本のあるべき姿を見据え 全身全霊をかけて内閣総理大臣の職責を果たしていくことをお誓い申し上げます。」

 首相はシドニーの記者会見で海上自衛隊のインド洋での給油活動が出来なくなるようなら、職を辞する と明言したという。国民への公約が果たせなかったら職を辞する というならわかるが、これでは首相は全く国民の方を向いていないということだ。ブッシュのポチではないか。