月曜日  快晴。
 ピンとこないが、今日は体育の日で世の中は連休3日目。目が覚めたら何と10時半、びっくりした。まだ旅行ボケなのか、それとも旅行のおかげで、よく眠れる「超健康体」になったのか、どっちかといえばボケが続いてると考えた方が正解だろう。
 ところで、起きぬけにTVのスイッチをひねって仰天!北朝鮮が核実験のニュース。おかげで今日は1日中このニュースに付き合う羽目になった。ところが、北のニュースの量が少なく、映像もないので日本では「識者」の解説と勝手な推測報道が中心で現実感が薄い。折から安倍が中国、韓国訪問中で、安倍がソウルに着いた頃を見計らって核実験したことになる。故意か偶然か、おかげで安倍は
中国、韓国と利害の一致する外交課題が出来たことになり、安倍にしてみれば実験ウエルカムだろう
 今夜はブッシュと電話協議をして今後の対応を決めるという。大体、政権というのは「軟弱外交」と国民から評価されるのを恐れるものだ。これは歴史が証明している。ブッシュに追随して日本が性急な制裁措置に出ることが最悪の選択だ。ここは危機の状況が一致する中国、韓国と足並みを揃えることが賢明な選択だろう。「核実験失敗」のニュースも入りだした。真相はどうなのか。7月のミサイル発射のことも明確な結末の情報がない。起承転結のキチンとした正しい情報が欲しいものだ。

今日のTVは特番多し。NHK教育テレビは午前、午後の大半を使って学校音楽コンクール合唱の部
決勝大会を中継。午後の「高校の部」を拾い聴きしたが、自分には聴くに耐えないものだった。かって高校生の合唱といえば女声合唱の天下だったが、今日は混声が多いのが印象的だった。聴くに耐えなかっのは、歌う曲だ。全国コンクールの決勝に残るチームだから演奏のレベルは高校ばなれしている。随分練習も積んだのだろう。だが日本の作曲家がウデを振るって書いた技術的に難しい曲、こんな「難しさ」だけが強調されたものを練習し、歌わされる生徒は可哀想だ。今日歌われた曲はどれもメロデイーを口ずさむことが出来ない。これから長く歌い継がれる曲はないだろう。難曲ぶりだけを押し付けて歌わせる音楽教育は芸術教育とはいえない。
モーツアルトの「アヴェヴェルムコルプス」は譜面づらは易しいが、聴かせるせるように歌うのはプロでも難しい合唱曲だ。でも200年、世界の合唱団で歌い継がれている。今日もどこかで演奏されているだろう。
「アヴェヴェルム」を課題曲にするようなコンクールはないものか。
 もう一つ、NHKの司会、進行がタレント番組のようで耳をふさぎたくなる思いをした。