月曜日 晴れ
 今日は「敬老の日」で、巷は3連休の3日目。
 残念ながら、当方にはその実感なし。なにしろ
 毎日「敬老の日」なのです。一仕事終って
 ワーグナータンホイザー」のビデオをみる。
 10年くらい前に録画したハンブルグ歌劇場の
 来日公演、指揮はゲルト アルブレヒト。この人
 は、今はオペラの花形指揮者で人気があるが、
 このビデオの頃 始めて来日したのではないだろうか。
 節度のある品の良い指揮ぶりで、好感がもてる。
 「タンホイザー」はワーグナーの曲の中では、聴きやすい。
 春から夏にかけて一所懸命聴いた「リング」とは全く違う。
 アリア、重唱、合唱があり、キチンとリズムもあって譜面
 も見やすい。「リング」とか、「トリスタン」は例の
 無限旋律というだらだらした語りがあって、拍子がとれなかった。
 その意味では「タンホイザー」は音楽的に親しみ易い曲だ。
 第2幕の有名な「歌の殿堂」の行進曲の大合唱は豪華そのもの。
 この部分だけでも、ナマで聴きたいものだ。
  老人になって巨大なワグナーオペラを聴きだしたので
 モーツアルトに気持ちが届かなくなった。困ったものだ。
  来年はモーツアルトイヤー、それまで待つとしよう。