■
月曜日 晴れ
今日は「敬老の日」で、巷は3連休の3日目。
残念ながら、当方にはその実感なし。なにしろ
毎日「敬老の日」なのです。一仕事終って
ワーグナー「タンホイザー」のビデオをみる。
10年くらい前に録画したハンブルグ歌劇場の
来日公演、指揮はゲルト アルブレヒト。この人
は、今はオペラの花形指揮者で人気があるが、
このビデオの頃 始めて来日したのではないだろうか。
節度のある品の良い指揮ぶりで、好感がもてる。
「タンホイザー」はワーグナーの曲の中では、聴きやすい。
春から夏にかけて一所懸命聴いた「リング」とは全く違う。
アリア、重唱、合唱があり、キチンとリズムもあって譜面
も見やすい。「リング」とか、「トリスタン」は例の
無限旋律というだらだらした語りがあって、拍子がとれなかった。
その意味では「タンホイザー」は音楽的に親しみ易い曲だ。
第2幕の有名な「歌の殿堂」の行進曲の大合唱は豪華そのもの。
この部分だけでも、ナマで聴きたいものだ。
老人になって巨大なワグナーオペラを聴きだしたので
モーツアルトに気持ちが届かなくなった。困ったものだ。
来年はモーツアルトイヤー、それまで待つとしよう。