NHK音楽祭の放映はどうなった?

 晴れ  寒し。

 元旦なれど寝坊できず、平日どおり寝不足のまま起き出す。大晦日と言っても昨夜だが
花の紅白歌合戦は全く見ず、21時から23時45分まで悪口を言い続けた「ラララ クラシック」の
年末特別版を観た。特別版はこの1年に来日した海外演奏家の紹介、昔はこの紹介はゆっくりたっぷり見せたのでたのしみだったが、「ラララ」 は全く極端なコマギレ。だが最後に紹介したテイーレマン指揮のドレスデン交響楽団はよかった。曲はブラームス 交響曲第1番、それも第4楽章のみ。
 それは不満だが、テイーレマンはこんなブラームスもあったのか という演奏だった。20分足らずの第4楽章を、テンポと強弱をメリハリをつけて自在に変え、誰もがよく知っているあの旋律を堂々と響かせて全体を色彩豊かな曲に仕上げていた。スコアを見ながら聴くとテイーレマンの曲に対する考え方がよく理解できるだろうと思う。
 去年までは、NHKは秋のNHK音楽祭をすべて放映していた。公共放送として当然なことであり、聴取料への見返りとしてうなずけるところだった。ところが、昨年は全くそれがないし、音楽祭の内容も周知徹底されていなかった。このドレスデン響はNHK音楽祭だったのだ。ラララの番組でドレスデンの演奏を、1月何日の午前6時から放映するというテロップがながれた。去年までは夜10時ころから放映されていたのだ。NHK音楽祭は市民生活のリズムにあわせて放映するべきではないか?
 NHKの番組からからクラシック音楽を消してしまったのは誰なのか、午前6時とか深夜1時では市民生活のリズムでは、音楽を聴くことは出来ない。何とかしてほしい。

  新年早々、大晦日のテレビから文句たらたら書くことになってしまった。これも老人症か。NHKあしからず。