クリスマスマーケットの発祥は室町時代

日曜日  寒し

 1ケ月更新をサボッテいたおかげで、師走もいつの間にか冬至。自分も柚子湯に使うべく、庭の木にから20ケほどを採って用意した。柚子の木には鋭い棘があって扱いにくい。だが、季節のものと思えばその風情も乙なもの。まだ木に残っているものは、いずれ蜂蜜漬にするつもり。これをホットウイスキーに入れて飲むと、寒い夜には何よりもの風味となる。ヨーロッパのグリューワインの気分になれるだろうか。

 

      プラハ バツラフ広場のクリスマス マーケットの一隅。

 棚にあるカップがグリューワイン用です。これにホットワインを注いで寒い街頭で

 飲むのは、乙なものです。 (12月3日)

 

 

 朝もやのプラハ バツラフ広場、ここが夜になるとクリスマスマーケットになります。

   

 

 

 日本でクリスマスといえば、街頭のイルミネーションとか、サンタクロースとか、品物のプレゼントとか、その時限りの振る舞いが中心になっているが、ヨーロッパのクリスマスマーケットの雰囲気は、矢張り歴史的な根っこが深くその場限りのものではないような感じを受ける。これは、ドレスデンのクリスマスマーケットだが、数字の579というのは、今年が579回目のクリスマスということをさりげなく記録しているのだ。

 今から579年前といえば何と室町時代。あの世阿弥佐渡へ配流された年ではないか。その頃から続いているクリスマスマーケット。歴史の重みが全然違う。日本の

能楽の歴史と同じとは、偶然とはいえ、面白いことだ。